「せっかく植えた芝生を青々と美しく保ちたい!」 そう思って毎日欠かさず水やりをしていても、実は時間帯を間違えると逆効果になってしまうことをご存知でしょうか?
今回は、芝生管理において最も重要といっても過言ではない「水やりのタイミング」について、プロのグラウンドキーパーの視点から解説します。
クイズ:水やりはいつ行うのがベスト?
まずはSNSで出題したこのクイズを考えてみてください。
Q. 芝生の水やり、最も効果的なのは次のうちどれ?
- A. 昼間、日が照っているとき
- B. 夕方、涼しくなってから
- C. 早朝、日が昇る前
……正解は、Cの「早朝、日が昇る前」です!
なぜ「早朝」が理想的なのか?
プロの現場でも、水やりは早朝(日の出〜午前9時頃まで)に行うのが鉄則です。それには3つの大きな理由があります。
1. 病気の発生を抑えられる
芝生にとって最大の敵は「湿気による蒸れ」と「菌」です。
夕方に水をまくと、夜の間ずっと葉が濡れたままになり、カビや病気が発生しやすくなります。
早朝であれば、適度に潤ったあと日中の日光で葉が乾くため、清潔な状態を保てます。
2. 水分がしっかり根まで届く
日中の熱い時間帯は、せっかく水をまいてもすぐに蒸発してしまいます。
気温が上がる前の早朝なら、水が地面にじっくりと浸透し、芝生の根がしっかりと水分を吸収できます。
3. 光合成をサポートする
植物は太陽の光を浴びて「光合成」を行い、エネルギーを作ります。
その活動が最も活発になる午前中に水分が満たされていることで、芝生は健康に、力強く成長することができるのです。
逆に「やってはいけない」時間帯とそのリスク
- 「昼間」の水やりは原則NG!
葉についた水滴がレンズの役割をして、強い日差しで葉が焼けてしまう「葉焼け」を起こすことがあります。また、地表の温度が高いため、水がお湯のようになって根を傷めてしまうリスクも。 - 「夕方〜夜」は病気の元
夜間に湿度が高い状態が続くと、キノコが生えたり、病害虫が発生する原因になります。
どうしても朝に時間が取れない場合を除き、避けるのが無難です。
まとめ:プロが教える水やりのコツ
美しいグリーンを作るためには、タイミングだけでなく「量」も大切です。
- 回数よりも「深さ」: 毎日表面を濡らすだけではなく、2〜3日に一度、土の奥まで届くようにたっぷりとあげるのが、根を強く張らせるコツです。ただし、必ず芝生の「今」の状態をしっかり確認したうえで行いましょう!
「朝の水やり」を習慣にして、近所で評判になるような最高の芝生を目指しましょう!



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