「グラウンドキーパー」という仕事に、どんなイメージをお持ちですか。芝生を刈って、水をまいて、のどかに1日を過ごす。
そんな印象を持たれる方も多いかもしれません。
しかし実際の現場は、想像よりもずっと忙しく、判断の連続です。
今回は、一般的なグラウンドキーパーの1日の流れをご紹介していきます。
朝:前日の状態確認から始まる
出勤して最初にすることは、芝生の状態チェック。夜の間に気温がどう変化したか、朝露はどの程度残っているか、病害の兆候はないか。この最初の観察が、その日1日の作業計画を左右します。
天候や芝生の状態によっては、予定していた作業を急遽変更することもあります。前日に「明日は施肥をしよう」と決めていても、朝の状態次第で「今日は見送り」という判断に変わることも珍しくありません。
その場その場で判断できることが重要です。
午前:刈込み、ライン引き、散水
状態確認が終わると、実際の作業に入ります。刈込みの高さは、その日の芝の状態、そして試合や利用予定に合わせて調整します。基本的には毎日同じ長さではありますが、季節の変わり目や芝生の種類、長さやチームオーダーでも変更します。
サッカー場であればライン引き、ゴルフ場であればグリーンの仕上げなど、施設によって作業内容は変わりますが、共通しているのは「今日、誰がこの芝を使うか」を常に意識している点。
散水のタイミングも重要な判断の一つです。早すぎても遅すぎても芝に負担がかかるため、気温・湿度・風の状態を見ながら、最適なタイミングを見極めます。
午後:機械整備、施肥、薬剤散布
午後は、使用した機械のメンテナンスや、施肥・薬剤散布などの計画的な作業に充てられることが多いです。肥料や薬剤は、種類・量・タイミングを誤ると芝を傷めてしまうため、正確な記録管理が欠かせません。
最近では、こうした管理を紙の記録ではなくアプリで行う現場も増えてきています。散布記録を正確に残しておくことで、次のシーズンの計画にも活かせますし、複数人で管理している現場では情報共有もスムーズになります。
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夕方:翌日の準備と記録
1日の作業を終える前に、翌日の天気予報を確認し、必要な準備をしておきます。そして、その日行った作業内容を記録に残します。この記録の積み重ねが、季節を通じた芝生の管理に欠かせない財産になっていきます。
「単調な仕事」ではない理由
こうして1日の流れを追ってみると、グラウンドキーパーの仕事が決して単調でないことが分かります。天候、利用予定、芝の状態、この3つが毎日変化する中で、そのつど最適な判断を下し続ける仕事です。
体力だけでなく、観察力と判断力が求められるこの仕事に、興味を持っていただけたなら幸いです。
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